捨てられ転生皇女ですが敵国で聖女のフリをしています　１

出版社からのコメント

ノクスガルド国で側妃イザベルの侍女をしていたヘレナは、ある日濡れ衣を着せられ罪に問われてしまう。信頼していたイザベルの仕打ちに絶望しながら「もう二度と人を信じないーー」と最後を迎えるも、気が付くと隣国レイピア国の皇女ミラとして生まれ変わっていた。前世の記憶を持ったまま転生した自分の姿に戸惑うも、両親や兄の優しさと温かさに次第に心を開いていく。しかしやっと掴んだ平穏な幸せに再び悲劇が訪れる。ノクスガルド国の突然の攻撃でレイピア国が侵略されてしまい、ミラの目の前で家族が殺されてしまったーー。幼い兄のとっさの判断でミラは地下水路より木箱で逃がされるも、その後レイピア国が滅んだことを知る。なぜノクスガルド国に二度も家族や幸せを奪われなくてはいけないのかーーー。成長したミラはとある村の神父のもとで雑用係としてこき使われていた。幼少期に聖女の光をまとっていたことで神父に拾われたが、どうやら聖女の力を持っていないということがわかる。そんな時、聖女を探すノクスガルド国の皇子「アルファウス」が村を訪れてきて！？